PACIFIC RACING TEAM COLLABORATION PROJECT × ウマ娘 プリティーダービー

こんな景色を見られる日が来るなんて、正直思っていませんでした。
SUPER GT 第5戦・鈴鹿。
9号車 PACIFIC RACING TEAMが、ついに優勝しました。
しかも、予選で初のポールポジションを獲得し、そのまま決勝もトップを守り切ってのポール・トゥ・ウィン。
チームにとって、念願の初優勝です。
今回はレースの結果というよりも、現地で見ていた一人として、そしてこのチームを応援してきた一人として、感じたことを書いてみようと思います。

「一番前」に9号車がいる景色

実は決勝以上に、個人的にグッときた瞬間がありました。
前日の予選で9号車がポールポジションを獲得し、迎えた決勝日のグリッドウォーク。
いつものようにコースへ出て歩いていると、一番前に9号車がいる。
当たり前ですが、ポールポジションなので一番前です。
でも、その光景が自分にとっては本当に不思議でした。
「9号車が一番前にいる……」
何度もSUPER GTを観に行ってきました。
多い年には、年間10回近くサーキットへ足を運んだこともあります。
でも、これまでは正直、後ろから数えた方が早いことも多かった。
それでも「いつかは」と思いながら応援してきたチームのマシンが、今日は誰よりも前にいる。
一番前に立つと、こんな景色が見えるんだな。
そんなことを考えながら9号車を見ていました。

2023年から、一緒に戦ってきたチーム

弊社は2023年から9号車PACIFIC RACING TEAMのスポンサーをさせていただいています。
マシンには弊社のロゴを載せてもらい、グッズの企画やデザイン、製造にも携わってきました。
今年は「ウマ娘 プリティーダービー」とのタイアップ。
仕事として関わっている部分ももちろんあります。
ただ、何年も一緒にやっていると、単純な「スポンサーとチーム」という感覚ではなくなってきます。
勝てば嬉しいし、うまくいかなければ悔しい。
スポンサーという立場ではありますが、自分の中では一緒に戦っているチームのような感覚です。
だからこそ、なかなか結果が出ない時期もずっと見てきました。
今年はマシンも新しくなり、期待も大きかった一方で、BoPの影響もあり、本来の力をなかなか発揮できないレースが続いていました。
そんな中でも、冨林勇佑選手、藤原優汰選手という若い二人のドライバーが本当に頑張ってくれていました。
そして今回、その積み重ねが一気に花開いたようなレースでした。

「大逃げ」そのものだった決勝

決勝がスタートしてからは、とにかく強かった。
ポールからスタートして、そのままトップ。
危なっかしい場面もほとんどなく、後続との差をどんどん広げていく。
今年のマシンはウマ娘とのタイアップですが、本当に言葉通りの「大逃げ」でした。
見ているうちに、頭の中には『みどりのマキバオー』のオープニングの、あの競馬実況を思わせるフレーズまで浮かんできました。

「二位以下を大きく離して、今ゴールイン!」

まさに、そんなレース。
いつもならレース終盤は「頼むから何も起こらないでくれ」と祈るような気持ちになるのですが、今回はそれくらい9号車が強かった。
そして、そのままチェッカー。

PACIFIC RACING TEAM、初優勝。

ただただ、嬉しかった。

チェッカーの瞬間はピットにいました。
周りには他のスポンサーの皆さん、チームスタッフ、メカニック、レースアテンダンド、ドライバー。
みんな、本当にいい笑顔をしていました。
「やっと勝った。」
たぶん、あの場所にいた人たちは、それぞれ違う立場で、違う時間をこのチームと過ごしてきたと思います。
でも、あの瞬間だけは全員が同じ気持ちだったんじゃないでしょうか。
自分も、いろいろな感情が込み上げてきました。
でも、言葉にするとすごくシンプルで。

ただただ、嬉しかった。

レース後、上野監督と顔を合わせて、思わず握手をしました。
「本当におめでとうございます。」
自然に出てきた言葉でした。
交わしたのは、本当に固い握手でした。
何度もサーキットへ通って、後ろからスタートする姿も見てきました。
結果が出ないレースもたくさん見てきました。
だからこそ、昨日初めてポールポジションを獲った9号車が一番前に並んでいた景色も、今日トップでチェッカーを受けた瞬間も、きっとずっと忘れないと思います。
スポンサーとして関わらせてもらっていること。
グッズを通じてチームの一員として仕事をさせてもらっていること。
そして何より、一人のモータースポーツ好きとして、この瞬間を現地で見届けられたこと。
本当に幸せな一日でした。

PACIFIC RACING TEAMの皆さん。
初優勝、本当におめでとうございます。
そして、こんな景色を見せてくれて、本当にありがとうございました。